出身地
東京都
出身高校
渋谷高校(既卒)
部活・習い事
吹奏楽部
部活の引退時期
高2の3月
受講科目
古典・数学・物理・化学
実は高校3年生のときに体調を崩してしまい、受験勉強がなかなかできませんでした。何とか大学は合格できて、一度は進学を決めたものの、やはり、早慶に行きたいという気持ちが強かったので仮面浪人しました。
学部として経済学部を選んだのは2つの理由からです。
1つ目は、データサイエンティストになりたかったからです。高2の課外活動で、データサイエンスを学ぶ機会があり、そこで初めて職業を知りました。グループワークで医療のがん発見のAIをリサーチし、その後、駅の改札を顔認証にするプロダクトを自分たちで検討し、提案。それまでは医者になりたかったのですが、データから問題を発見していく楽しさを知り、そういった学びができる学部がいいなと考えていました。
2つ目は、より経済に活きるデータ分析をしたかったからです。元々は理系で理工学部も受験していました。他の大学の理工学部も合格しましたが、いわゆる理系よりも、経済学部の方が経済に活きるデータ分析をできると思い、慶應義塾大学経済学部を選びました。
あまり勉強することができませんでした。春学期は大学と塾のダブルスクールをしており、大学の授業や課題に追われ、オンラインコースの塾を後回しにしてしまいがちでした。また、塾の授業を受けても、基礎が固まっていなかった当時の私には難しすぎて、内容を完全に消化することが難しかったです。
夏のある日、同時期に受験勉強をしていた姉が、駿台で使っていたatama+を紹介してくれました。想像していたよりも、単元が細かく分けられていました。また、映像授業と比較すると、演習が中心だったので、基礎が固まりそうな気がしました。AIがある意味“強制的”に進めてくれるので、自分のやる気が途絶えたとしても、引っ張っていってくれて、勉強できそうと思ったことを覚えています。
秋学期は大学を休学し、受験対策を本格化。春学期に通っていた塾を退塾し、atama+ オンライン塾と他の塾に入塾しました。atama+では数学と化学を受講し、「基礎・応用」に取り組み、他の塾では「志望校対策」や他の教科に取り組みました。
atama+ オンライン塾で勉強をしてみると、特に成果が出たのが数学です。「単元理解度マップ」で、自分がどこまでできるのかの現在地が分かり、日々レベルが上がっていくので、一層やる気になりました。元々は、数学Ⅲへの苦手意識が強く、「志望校対策」の授業についていけないこともあったのですが、授業で何を言っているか理解できるようになりました。ちょっと格好よく言うと(笑)、atama+が“戦う術”をくれたからこそ、数学Ⅲへの抵抗感がなくなったと思います。
共通テストや二次試験対策は、スタディトレーナーと一緒に考えて、atama+と他塾の教材や参考書を組み合わせながら進めていました。共通テスト対策は、11月末から開始。腱鞘炎になるくらい対策をやり込んだ結果、12月末になると手応えを感じるように。志望校対策は、共通テスト後にやっていきました。その結果、慶應義塾大学経済学部に合格。また、千葉大や東京理科大学の理工学部などにも合格することができました。
atama+オンライン塾に通って、スタディトレーナーという相談できるパートナーを見つけることができ、一緒に頑張りたいという気持ちになりました。他の塾では、担任とあまり話すことができませんでしたが、スタディトレーナーとは勉強の話だけではなく、学校のことや大学のことなどの相談も楽しくできました。スタディトレーナーとの作戦会議が目標宣言の場となるだけではなく、気分転換にもなり、勉強のリズムを作ってくれたと思います。
一部繰り返しになってしまいますが、やはりatama+が良かったです。演習中心に進められる教材だったので、私にとっては“やる気のスイッチを押してくれるトレーニングツール”でした。朝にatama+で頭を働かせて、午後に難しい問題をやって定着させる。そのルーティーンを繰り返すようにしていました。なかなか勉強に気持ちが向かないときも、私を強制的に勉強させてくれて、やっていく中でどんどんやる気が出てきたことを覚えています。
また、問題の質が高かったのも、印象に残っています。いろんな塾や参考書を経験してきた中で、初めて見る問題や細かく出題してくれるところが良かったです。
自分が勉強できる環境や仕組みを見つけることは大切だと思います。やる気スイッチを入れてくれるatama+を選ぶという話もしましたが、それ以外にも、自習室よりも混雑していない自宅近くのワーキングスペースを使うことだったり、受験用には誘惑となるアプリが全く入っていないスマホを持ったりなど、私自身、試行錯誤しました。
また、私は浪人の春学期は仮面浪人していましたが、その分、対策が遅くなってしまったと感じています。受験学年になる前など、やはり、早め早めから対策するのがおすすめです。
以下のグラフは、合格した(できるようになった)単元を、難易度別に時系列で積み上げたグラフです。グラフをみると、12月に合格した単元数が急激に増加し、12月末から緩やかになっています。インタビューでお話されていた通り、腱鞘炎になるほど勉強した12月に、急激に学力が積み上がり、12月末には土台がきちんと築けていたのだと思います。それが、その後の志望校対策にもつながっていたんだと考えられます。
次のデータは、講義と演習の時間比率を時系列で追ったグラフです。学習の初期から学習終了まで3割程度を講義、7割程度を演習と、Tさんの場合は演習により多くの時間を費やしていたことが分かります。インタビューで「演習中心のトレーニングツール」と語っていましたが、Tさんは浪人生で、ある程度、基礎ができていたことから、理解が必要なところだけは講義を確認し、それ以外は演習に時間を費やしながら、効率的に学習進めていたことが読み取れます。