出身地
東京都
出身高校
芝高校
部活・習い事
テニス部
部活の引退時期
高2の3月
受講科目
数学
高校時代はテニス部に所属し、大会前はテニスに集中していました。その間、勉強に意識は向かなかったですね。部活を引退したのは高2の終わりごろでした。
もともとは慶應に行きたかったんです。興味のある本を書いた教授がいたので。当時は地政学的な問題に関心があったのですが、そこから徐々に安全保障や国際政治へ関心が移っていきました。
東大を意識するきっかけになったのは、高2秋のオープンキャンパスです。東大には2年間の教養課程があって、3年次から専攻する分野を選ぶのですが(進学振り分け制度)、将来のビジョンに幅を持たせることができるので良いなと思いました。志望校を確定したのは、部活を引退して勉強に取り組み始めたタイミングですね。
東大の他には、慶応の法学部と早稲田の政治経済学部を受けました。受験科目は東大が一番多い(共通テスト6教科9科目+二次試験国数英+社会2科目)ので、東大対策を軸に勉強を進めました。ただ、慶応と早稲田の一般入試は少し特殊で、東大とは求められる能力が大きく異なっていたので、対策には最後まで苦労しましたね。
父がatama+オンライン塾を見つけて教えてくれました。最初に入塾段階での学力を測る目的で「伸びしろ診断※」を受けたのですが、穴が多くてかなり衝撃でした(笑)。「診断を受ける→講義動画を見る→演習を積む」という流れが新鮮で、面白いなと思いましたね。
学習の流れについての詳細はこちら。
もともとテスト直前に詰め込むタイプだったので、部活を引退するまでは勉強習慣はあまり身についていなかったですね。大会前は特にテニスに集中していましたし。部活を引退した高3の5月頃本格的に勉強しようと決めて、そこから徐々に習慣を身につけていきました。
勉強を始めた頃は、長期的な目標に向かって積み上げていく感覚が掴めず、最終的に何ができるようになれば良いかが分からなかったので、かなり不安でした。普段は自宅や図書館で勉強して、通学の電車内(20分程度)でも教科書を読んだりもしました。受験が近づくにつれ、周りも勉強に集中していったので、刺激をもらっていました。
しばらくは学習の成果が点数になかなか反映されませんでした。ただ、手も足も出なかった状態から、計算を間違えていたが最後まで解き切ることはできた、というように、「同じ不正解でも質が変わってきているな」ということは感じていました。
実感としては伸びているのに模試の結果が出ない時期が続いたんですが、高3の夏ごろから共通テスト模試が伸びてきて、東大模試でA判定が出たときはやっぱり嬉しかったですね。
休憩を挟みつつ自分のペースで勉強していたので、勉強自体が苦痛ということはあまりなかったです。それでも、共通テスト前の年末や二次試験前は不安でしたね。共通テストが最初の試験だったのですが、「これだけやったから大丈夫」と思いつつも、手が震えるくらい緊張しました。
私の場合は、東大を受ける前に慶応と早稲田の受験を経験できたので、会場の雰囲気にも慣れてきて、東大受験の時は「自分がこの教室で一番頭いい」と根拠のない自信を持って臨むことができました(笑)。辛いことがあっても、目指している場所に近づいていると信じていたので、大きく気持ちが落ち込むことはなかったです。
単元に取り組む際、最初の診断を参考にして自分が苦手なところにフォーカスできるので、効率がいいと思います。また、自分で計画立てるのが得意ではなかったので、自分の事情に合わせてペース配分してくれるのはとても助かりました。
受講していた数学に絞ると、教科の土台を作るのにすごく向いていると思います。「解法パターン※」という教材を使って、問題を解く際のアプローチを増やせることも魅力的でしたね。入試では手数がないと話にならないので(笑)。
難しいですね(笑)。ひとことで言うとすごくいい人で、融通をきかせてくれました。部活引退前には、「今週はテニスしたい」と伝えると目標単元数を減らしてくれたこともあります。作戦会議では、毎週の進捗確認の他は、ずっと阪神タイガースの話で盛り上がっていました(笑)。
進捗確認だけなら機械でもできると思うんですけど、「人と話している」ということにすごく価値がありました。併願先を決める際には、自分の伸びしろを尋ねてみるなどSTの意見も参考にしました。質問もしやすかったです。
受験を意識し始めると、周りと比較したり成績に一喜一憂すると思いますが、自分に必要なことをしていれば結果はついてくるので、不安や焦りに負けないよう頑張ってください!
下のグラフは、atama+で合格した単元の累計を表しています。高3の5月初めにはatama+で提供されている単元を一通り合格し、以降は解法パターンや市販の問題集で演習を積んでいたことが分かります。また、高2の2月頃に難易度1の単元を概ね合格し終え、以降は難易度2と3の単元を中心に進めていることも読み取れます。部活を引退する前に、基礎がしっかりと固まっていたことが、高3春からの大きな伸びにつながったのですね。
次のグラフは、atama+で目標設定して学習した単元と設定しないで学習した単元の比率を示しています。最初グラフが大きく上下いる箇所は、使い始めた当初、様々試しながら学習していたと考えられます。高2の12月を境に、作戦会議で提案された目標単元を学習する方向へと切り替え、高3春頃からは目標設定を減らして解法パターンの演習を重ねて、復習が必要だと感じた単元を改めて学習されていたことが分かります。
最後のグラフは、atama+の累計利用時間を表しています。市販の問題集も使い始めた5月頃を境に上昇が少し緩やかになっていますが、グラフが横ばいにならず着実に上昇していることから、受験間近もatama+で土台固めしていたことが分かります。本番時の「これだけやったから大丈夫」「自分がこの教室で一番頭いい」という自信もペースを崩さずに安定して学習を続けたことに裏打ちされているのかもしれませんね。