【勉強の相談室】勉強したことを忘れてしまう/第4回
atama+ EdTech研究所 所長の森本が皆さんのお悩みに答える連載。本日はこの春中学校に進学した1年生からの相談です。
Q. 習ったことを忘れてしまうのですが、どうすればよいでしょうか?
こんにちは。私は陸上部に所属する中学1年生です。
私は一度学んだことでも忘れてしまい、覚えることが苦手です。授業はまじめに聞いているつもりですし、宿題もやっているのですが、定期テストの際に、以前に学んだはずの内容を思い出すのに苦労しています。
どのようにしていけばよいのか、アドバイスをいただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。
【公立中1年生/男性】
A. 一度覚えても忘れてしまうもの。自分にあった復習をしよう。
中学に入ると、学ぶ内容の質も量も増えていくので覚えるのは大変ですよね。一度覚えた内容でも、どんどん忘れていってしまうことはデータからも示唆されています。ですので、そのことを念頭におきながら自分にあった復習を通じて定着をめざすことをおすすめします。
1週間で半分、1か月後で更に半分を忘れてしまう
学べば学ぶほど、より多くのことを習得していけるのですが、残念ながら、時間が経つと人は忘れてしまうものなのです。atama+の学習データを用いた調査によると、一度習得したことでも、1週間で半分、1か月で更に忘れてしまうことが示唆されています。
ですので、忘れてしまうこと自体については、ある意味「しょうがない」と悩みすぎなくてもよいのではないでしょうか。
自分にあった復習をすることで定着をめざす
第1回の記事でもご案内しましたが、休憩を取ることで学習効率がアップすることが示唆されています。一度習得したことでも忘れてしまうのであれば、いかに復習して、忘れてしまった内容の定着をめざしていくかが重要です。
そのためには、復習の目的も自分に合わせて使い分けることがおすすめです。
例えば復習でも、直近習ったところのおさらいをしたいときもあれば、テスト前に少し前にやったところや、苦手としているところを確認したいということもあるでしょう。
atama+を始めとしたAI教材では一人ひとりにあった復習をすることもしやすくなります。
atama+の復習用テストの目的