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大学受験・入試用語集 〜共通テストから大学群まで、基礎知識を徹底解説〜

大学受験・入試に関する用語を解説!入試方式や大学群、大学進学に関するお金の知識など、今さら聞けない用語について幅広く紹介します。

あ行

愛愛名中

カテゴリー名:大学群

愛知県にある有名私立大学、愛知大学、愛知学院大学、名城大学、中京大学の4つの大学を指す。近年では愛知学院大学の代わりに南山大学を加えて「南愛名中」とすることもある。難易度は、関東の日東駒専、関西の産近甲龍と同程度の偏差値帯に位置している。

青本

カテゴリー名:その他

大学入試の過去問題集のうち、駿台予備校が出版しているものを指す。青い表紙が特徴。大学入学共通テスト対策用の「大学入学共通テスト 過去問題集」、有名難関大学の過去問を解説した「大学入学完全対策シリーズ」に加え、共通テストの予想問題を収録した「大学入学共通テスト 実践問題集」がある。予備校のノウハウを活かした分かりやすい解説が魅力。

赤本

カテゴリー名:その他

大学入試の過去問題集のうち、教学社が出版しているものを指す。赤い表紙が特徴的。大学入学共通テストの特徴がつかめる「共通テスト過去問研究」、各大学の過去問が数年分収録された「大学入試シリーズ」、難関大学の特定教科に特化した「難関校過去問シリーズ」などがある。図書館や書店にも並んでおり、手に入りやすい点が魅力。

アドミッションポリシー

カテゴリー名:その他

各大学が掲げる受験生の受け入れ(admission)方針(policy)のこと。2017年度からすべての大学に対して公開が義務づけられている3つのポリシーの一つで、他に「ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)」、「カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)」がある。いずれも重要だが、特に総合型選抜や学校推薦型選抜による受験を考えている人は、アドミッション・ポリシーを十分に読み込んでおくことが対策の鍵となる。

一般選抜

カテゴリー名:入試知識

出願者の人物像や成績などを総合的に判断する推薦型選抜や総合型選抜に対して、試験の結果を重視して実施される受験方式。国公立大学の一般入試は、大学入学共通テストと2次試験の合計点で合否が決まる。これに対して私立大学の一般選抜は、文系なら英・国に加えて地歴公民と数学からの選択、理系では英・数・理で実施されるのが一般的。

英語外部試験

カテゴリー名:入試知識

実用英語技能検定(英検)やTEAP、IELTS、TOEIC、TOEFLなど、学校外部の機関が実施している試験のことを指す。近年ではこの英語外部試験を利用した入試方式である「英語外部試験利用入試」が増加傾向にある。また、総合型選抜や学校推薦型選抜でも、英語外部試験で一定の合格基準を設けている大学が多い。早い段階から受験でき、何度も受験できるなどメリットも多いが、IELTSやTOEFLなど高額な受験料がかかる試験もある。いずれの試験でも、好成績を残すためには集中的な対策が必要。

AO入試

カテゴリー名:入試知識

「アドミッション・オフィス入試」の略称であり、2021年に「総合型選抜」に改称された。一般選抜との併用が可能な大学が増えており、また学内外の多方面での努力が評価材料になるなど、受験生にとっては合格のチャンスを広げられるというメリットがある反面、合格基準が曖昧であること、多面的な準備が必要なため一般選抜対策の時間が削られること、専願で合格した場合は入学が必須となるなど、注意点もある。

か行

学習成績概評

カテゴリー名:入試知識

高等学校等が作成し、大学入試の資料として用いられる「調査書」の記載項目の一つ。学習成績の状況をもとに、高校3年間の成績を5段階(A~E)で表したもの。成績の内訳は、A:5.0~4.3、B:4.2~3.5、C:3.4~2.7、D:2.6~1.9、E:1.8以下となっている。

学生募集要項

カテゴリー名:入試知識

各大学が実施する種々の選抜方式について、試験内容・日程等の詳細、出願手続き、入学手続き等の情報が記載された資料のこと。課される試験科目や配点なども記載されているため、志望校選びの段階から志願者本人が目を通しておくことが望ましい。「彼を知り己を知れば百戦危うからず」。早い段階で募集要項を確認し、効果的な学習計画を立てよう。

学校推薦型選抜

カテゴリー名:入試知識

一般に「推薦入試」と呼ばれる入試方式のこと。文部科学省による入試区分の名称変更によって、2021年度からこの呼称になった。私立大学には指定校推薦と公募推薦があることが多いが、国公立大学には公募推薦しかなく募集人員も少ない。総合型選抜が個人で出願できるのに対し、学校推薦型選抜はその名の通り出身校からの推薦(書)がなければ出願できない。

金岡千広

カテゴリー名:大学群

国立大学の金沢大学、岡山大学、千葉大学、広島大学をまとめてこう呼ぶ。いずれも旧官立の名門大学で地元での存在感が大きく、特に医学、教育、理工系などの分野で全国的に高い評価を受けている。

関関同立

カテゴリー名:大学群

関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学の4校をまとめた大学群の名称。近年ではこれらに近畿大学を加えて「関関同立近」という呼称も使われる。いずれも関西を中心にキャンパスを構える大学であり、関東のGMARCHとよく比較される。同じ大学の中でも学部によって偏差値が大きく異なるのが特徴。

帰国生徒入試

カテゴリー名:入試知識

国内の生徒が受験する一般入試とは別に、海外に住んでいた者を対象として設けられた入試方式。「帰国子女枠」とも呼ばれる。採用する大学が年々増加しており、語学力が評価されたり入試のチャンスを増やせたりするなどのメリットがある。ただし、受験条件や受験資格は学校によって異なるため、この方式を利用する場合には、志望校の募集要項をよく読み込んでおくことが重要。

記述式

カテゴリー名:入試知識

回答欄を塗りつぶす「マークシート方式」に対して、文章を記述することによって回答するテスト形式。国公立大学の2次試験ではほとんどの大学で採用されており、私立大学でも導入が進んでいる。マークシートのように当てずっぽうでの回答ができないため、事前の対策が合否に直結することになる。

基準点

カテゴリー名:入試知識

大学入試において、ある特定の教科・科目あるいは全科目に設定された合格最低点のこと。得点が基準点に達していない場合、総合点が合格ラインを上回っていても不合格となる。事前に公表されることもあれば、試験終了後に受験者の得点を踏まえて算出されるケースもある。そのため、対策はもちろん重要だが、基準点を気にしすぎず、試験ではあくまで自己ベストの発揮を目指すとよい。

旧帝大

カテゴリー名:大学群

「旧帝国大学」の略称で、1886年に公布された「帝国大学令」によって設立された旧制高等教育機関(現在の大学)のこと。具体的には、北海道大学、東北大学、東京大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学の7つを指す。旧帝大は東京大学や京都大学を筆頭に、数ある国立大学の中でも最難関と言われている。

給付型奨学金

カテゴリー名:その他

修学が経済的に困難な状況にある学生を支援するための、返済が不要な奨学金のこと。家庭の収入や資産状況、学業成績などを基準に審査され、支援の必要性が高いと判断された学生に対して支給される。主に大学・短期大学・専門学校・高等専門学校などに進学する予定の高校生、または既に在学中の学生が対象となる。

教育ローン

カテゴリー名:その他

教育費などを用意するために、金融機関から借りるローンのこと。借入・返済をする者が親(奨学金では子)であること、借り方が一括(奨学金では毎月定額を支給)であることなどが、奨学金制度との主な違いである。使途が教育費に限定されているため、その他のローンに比べて金利が低いのが特徴。

共通テスト

カテゴリー名:入試知識

正式名称は「大学入学共通テスト」。国公立大学の受験に必要な科目は5教科7科目が主流。ただし、必要な科目は志望校によって変わるため、予め調べておくことが必要。9月に「受験案内」が配布され、出願受付が開始される。共通テストと2次試験の結果を総合的に判断して合否が決まる大学が多く、共通テストの結果を受けて出願校を確定・変更することになるが、試験の結果が返却されるのは次年度(4/1以降)であるため、自己採点の結果が出願の際に大変重要になる。受験の際には、問題冊子に自分の回答を必ずメモしておこう。

共通テスト過年度成績利用

カテゴリー名:入試知識

前年度以前に受験した大学入学共通テスト(共通テスト)の成績を利用する入試方式。当該大学に出願する際には、大学入試センターが発行する「過年度成績請求票」を提出する必要がある。なお、共通テストの過年度成績を利用できる大学は決して多くないため、自身が志望する大学が該当するかどうかを必ず事前に調べておくこと。

傾斜配点

カテゴリー名:入試知識

高校入試・大学入試を問わず、特定の入試科目の得点に一定の倍率を掛けることで、総合点に占める配点の割合を調整すること。大学側のメリットとして、求める能力を備えた受験生を選択的に合格させることができることが挙げられる。受験生にとっては、志望校の傾斜に応じた対策を立てることが合格への近道となる。

後期日程

カテゴリー名:入試知識

「前期日程」と「後期日程」の2つの日程で募集を行う「分離分割方式」で実施される国公立大学の2次試験のうち、3月中旬頃に実施されるものを指す。一般的に、後期日程のほうが問題の難易度・合格難易度ともに高くなる傾向がある。前期日程の合格発表が3月10日前後と後期日程の試験直前であるため、前期の結果を待って勉強を始めると日程的に余裕がなくなってしまう。また、合格発表が3月20日前後と年度末になるため、引っ越しなどが必要な場合は、入学手続きと相まって大変忙しくなる。

高等学校卒業程度認定試験

カテゴリー名:その他

一般に「高卒認定試験」と呼ばれる試験のこと。2005年(平成17年)に大学入学資格検定(大検)から現在の制度に変更された。様々な理由から、高等学校を卒業できなかった者の学習成果を適切に評価し、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があるかどうかを認定するために実施される。合格すると「高等学校を卒業した者と同等以上の学力がある」と認められ、将来の選択肢をより広げることができる。

高等教育の修学支援新制度

カテゴリー名:その他

家庭の経済状況にかかわらず、意欲ある子どもたちに対して進学の機会を確保するために、2020年4月から開始された制度。授業料・入学金の免除または減額と、返還を要しない給付型奨学金により、大学、短期大学、高等専門学校、専門学校を無償化する2025年からは、多子世帯の学生等について、大学等の授業料・入学金の無償化も実施されている。

5S

カテゴリー名:大学群

埼玉大学、信州大学、静岡大学、滋賀大学、新潟大学のイニシャル(新潟大学を「新大(しんだい)」と読む)をとってこう呼ぶ。準難関レベルと言われる国公立大学をまとめた大学群で、難易度は高いものの、難関レベルよりは比較的目指しやすいと言える。堅実なイメージがあり、地元での就職に強い大学が集まっている。

さ行

産近甲龍

カテゴリー名:大学群

近畿地方に本部を置く私立大学である、京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学をまとめた大学群のこと。関西圏の中堅私立大学というイメージ。偏差値帯は近畿大学が頭一つ抜き出ているため、最近では関関同立の並びに加えられて「関関同立近」と呼ばれることもある。

CEFR

カテゴリー名:入試知識

言語能力を評価する国際指標である、「ヨーロッパ共通参照枠」のこと。読み方は「セファール」。もともとはEU欧州評議会にケンブリッジ大学英語検定機構が協力し、ヨーロッパ共通で使えるよう考え出した言語教育と評価方法のガイドライン。2020年の大学入試の改定を前に、各大学が入試の際の指標として取り入れ始めた。評価は低い方から順に、初級(A1、A2)、中級~中上級(B1、B2)、上級~特級(C1、C2)となっている。

GMARCH

カテゴリー名:大学群

学習院大学(G)、明治大学(M)、青山学院大学(A)、立教大学(R)、中央大学(C)、法政大学(H)の頭文字を並べたもの。読み方は「ジーマーチ」。いずれも首都圏にキャンパスを構える私立大学であり、私立大学の中では難関大学として位置づけられている。

試験日自由選択制

カテゴリー名:入試知識

同じ学部・学科で複数の入試日が設定され、受験生が自身の都合に合わせて試験日を選択できる制度。他大学との入試日程の重複を避けるために導入され、主に私立大学で採用されている。また、受験生の便を考え、キャンパスの所在地以外の場所に試験会場を設置する大学もあり、地方在住の受験生にとっては合格のチャンスを増やすと同時に受験にかかる経費を節約することができるなどのメリットがある。

指定校推薦

カテゴリー名:入試知識

学校推薦型選抜の一つで、公募制がどの高校からでも応募できるのに対し、指定校制は大学が指定する高校からのみ出願できる。私立大学を中心に実施されており、合格した場合は入学を確約する「専願」であることも特徴である。募集人員は多くなく、学業や部活の成績をもとに高校で校内選考が行われるのが一般的。

主体性評価

カテゴリー名:入試知識

従来の大学入試で評価されてきた「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」に加え、2020年度に始まる大学入試改革以降、文部科学省が各大学に対して「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」も積極的に評価するよう求めていることを指す。ただし、主体性を筆記試験で測定することは難しく、実際に筆記試験の合否判定に活用している大学はまだ多くないという。

数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度

カテゴリー名:その他

数理・データサイエンス・AIに関する大学(短期大学含む)、高等専門学校の正規の過程の教育プログラムのうち、一定の要件を満たした優れた教育プログラムを文部科学大臣が認定・選定することによって、大学等が当該分野の教育に取り組むことを後押しする制度。数理・データサイエンス・AI分野を志望する受験生にとっては、認定の有無が一つの判断材料になるだろう。

STARS

カテゴリー名:大学群

佐賀大学(S)、鳥取大学(T)、秋田大学(A)、琉球大学(R)、島根大学(S)の総称。国立大学の中では比較的合格しやすいと言われているが、どの大学もキャンパスや設備が充実しており、それぞれの大学がある地域の中では就職に強い大学群である。

SMART

カテゴリー名:大学群

GMARCHと同様、首都圏にキャンパスを構える有名私立大学5校の頭文字を並べたもの。具体的には、上智大学(SophiaのS)、明治大学(M)、青山学院大学(A)、立教大学(R)、東京理科大学(T)を指す。時代の経過とともに人気や偏差値が変動したことを踏まえて、首都圏の人気難関私立大学として新しく生まれた呼称。

摂神追桃

カテゴリー名:大学群

関西に位置する4つの私立大学、摂南大学、神戸学院大学、追手門学院大学、桃山学院大学の頭文字をとって並べた通称。神戸学院大学以外の3校はすべて大阪府にある。いずれも関西の中堅私立大学で、関東の大学で言うと大東亜帝国と同じくらいの偏差値帯に位置している。産近甲龍を志望する受験生の併願先として選ばれることが多い。

前期日程

カテゴリー名:入試知識

「前期日程」と「後期日程」の2つの日程で募集を行う「分離分割方式」で実施される国公立大学の2次試験のうち、2月下旬に実施されるものを指す。一部の公立大学では「中期日程」を設けているところもある。近年はWeb出願が主流になってきており、出願期間も大学入学共通テスト(共通テスト)終了後約1週間後から約10日間と短く、早期の決断が要求される。事前に結果に応じた出願パターンをいくつか考えておくと、対策に集中できるのでおすすめ。

早慶上理

カテゴリー名:大学群

首都圏の難関私立大学である、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学の4つを指す。これらに国際基督教大学(ICU)を加えて「早慶上理ICU」と呼ばれることもある。特に早稲田大学と慶應義塾大学は、国内私立大学の中でも二大最難関大学だと言われている。

総合型選抜

カテゴリー名:入試知識

試験の結果による一般選抜とは異なり、出願者の意欲や人物像などを総合的に判断して合否を決定する受験方式(旧:AO入試)。学校推薦型選抜よりも早期に実施されることが多く、選考期間も長い。国公立大学でも私立大学でも、出願者の人物像を大学が求める人物像(アドミッション・ポリシー)と照らし合わせることによって合否が決まることが多いが、意欲や目的意識の高さなどを重視して選考する大学もある。いずれの場合も、学業や部活動の成績、ボランティア活動など日頃の取組がアピールポイントになる。

総合問題

カテゴリー名:入試知識

分野複合的な力が問われる問題で、多くの国公立大学や私立大学で導入されている。ただしその定義は大学ごとに異なっており、複数教科を大問別に出題する大学もあれば、教科横断的な問題を出す大学もある。さらには、小論文や英文読解が課されたり、人文・社会科学などの発展的な分野から出題されることもある。全体的に、基礎力よりも記述による論述力を評価することが狙いである。

た行

大学入学共通テスト利用入試

カテゴリー名:入試知識

大学入学共通テスト(共通テスト)を利用して出願できる入試方式。主に私立大学で採用されている。共通テストの得点のみで合否を決める単独型と、一般入試と合算して合否を決める併用型がある。個別試験を受けずに受験でき、早い段階で合格を確保できるというメリットがあるものの、共通テストのみの合否判定であることから出願者の得点率帯は高くなり、とりわけ難関私立大学では激しい競争となる。

大東亜帝国

カテゴリー名:大学群

首都圏にキャンパスを構える私立大学、大東文化大学、東海大学、亜細亜大学、帝京大学、国士舘大学の総称。偏差値は50前後であり、日東駒専よりも一回り低い偏差値帯に位置している。難易度は関西圏の摂神追桃とおおむね対応すると考えられている。

貸与型奨学金

カテゴリー名:その他

学生が在学中に機関から資金を借り、卒業後に返済していくタイプの奨学金制度。日本学生支援機構(JASSO)をはじめとする各団体が提供している。第一種(無利子。家庭の収入基準あり)と第二種(有利子。在学中は無利子で、卒業から利子がつく。利率は年利上限3%)があり、教育費の自己負担が大きい家庭にとって重要な支援制度となっている。

中期日程

カテゴリー名:入試知識

国公立大学の2次試験のうち、2月下旬の「前期日程」と3月中旬の「後期日程」のちょうど中間の3月上旬に実施される入試日程。国立大学では実施されず、一部の公立大学のみでの実施となる。受験生にとっては、国立大学と同等の学費で通学可能な公立大学受験のチャンスを増やす機会となる。出願時期は前・後期日程と変わらないため、早めの検討が十分な対策の時間を確保する鍵となる。

筑横千都

カテゴリー名:大学群

国公立大学群の略称で、筑波大学、横浜国立大学、千葉大学、東京都立大学の頭文字をとったもの。読み方は「つくよこちと」。かつては東京都立大学の前身である首都大学東京(2005年に東京都立大学、東京都立科学技術大学、東京都立保健科学大学、東京都立短期大学を再編・統合して設置されたが、2020年4月1日に現在の「東京都立大学」に名称変更)にちなんで「筑横千首」と呼ばれていた。

電農名繊

カテゴリー名:大学群

電気通信大学、東京農工大学、京都工芸繊維大学、名古屋工業大学の頭文字をとったもの。読み方は「でんのうめいせん」。いずれも理工学系の国立大学であり、国公立大学の中では難関大学として位置づけられる。いずれの大学も就職率ですぐれた実績を残していることから、産業界からの高い評価がうかがえる。

東京一工

カテゴリー名:大学群

東京大学、京都大学、一橋大学、東京工業大学(2024年10月に東京医科歯科大学と統合され、現在は東京科学大学)の4つを指す。東京一工の大学入学共通テスト得点率は非常に高く、成績層は全国の受験生のうち上位1~2%とも言われる国内最難関の大学群である。

特待生入試

カテゴリー名:入試知識

学校が定める基準をクリアした受験生に対して、入学金や学費の免除、奨学金の支給などの支援を行い、経済的負担を軽減が軽減される「特待生(奨学生)」を選抜する入試のこと。選抜方法としては、特待生入試が独立して実施される場合と、一般選抜や学校推薦型選抜の合格者の中から成績優秀者が採用される場合とがある。

得点調整

カテゴリー名:入試知識

同じ教科の中での選択科目(たとえば「理科」における「物理」と「生物」など)による有利不利を緩和し、試験の公平性を保つために、予め定めた条件のもと、科目間で得点の補正を行う仕組み。過去の大学入試センター試験でも現行の大学入学共通テスト(共通テスト)でも、特定の科目間で試験問題の難易度差に起因する大幅な得点差が生じた場合に実施されてきた。

TOCKY

カテゴリー名:大学群

筑波大学(T)、お茶の水女子大学(O)、千葉大学(C)、神戸大学(K)、横浜国立大学(Y)の頭文字からなる通称。読み方は「トッキー」。早慶と併願されることも多く、旧帝大と比較しても引けを取らない研究・教育水準や就職実績を誇る大学群である。

な行

内申書/内申点

カテゴリー名:入試知識

内申書(調査書)は、中学校での学年ごとの成績や活動をまとめた書類で、進学時に必要な情報を示す資料として高校入試で活用される。学業成績だけでなく、生活態度や部活動での活躍なども含む幅広い情報が記載される。また、内申点(調査書点)は通常1~5の5段階評価で示され、合否判定に使用されるが、算出方法は都道府県ごとに異なるため、予め調べておくことが大切である。

2次試験

カテゴリー名:入試知識

国公立大学の一般入試をこう呼ぶ。合否は大学入学共通テスト(共通テスト)の得点とこの2次試験の得点の合計点で判定されることが多い。大学によっては前期日程のほかに中期日程、後期日程を設けているが、いずれも出願締め切り日は同じため、前期の結果を受けて中期・後期の出願先を決めることはできず、予め受験校を決めて同時に出願しなければならない。

二段階選抜(足切り)

カテゴリー名:入試知識

国公立大学入試で採用されることがある選抜方法であり、ある学部・学科において予め規定されている倍率以上の志願があった場合に、2次試験に先立って第一段階選抜が実施される。この第一段階選抜を一般に「足切り」と呼ぶ。二段階選抜の実施有無は当該年度の志願者数によって変わるため、前もって予想することはできないが、難関大学や後期日程、医学部医学科など志願者が特に多い場合に実施される傾向にある。

日東駒専

カテゴリー名:大学群

関東の私立大学である、日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学の頭文字をとってこう呼ぶ。日本大学は国内最大級の総合私立大学であり、全国各地にキャンパスをもつ。東洋大学、駒澤大学は文系に強く、駒澤大学は仏教学部を有する全国で数少ない大学の一つである。専修大学は実学教育を重視しており、経済、経営、法律の分野に強い。

日本学生支援機構(JASSO)

カテゴリー名:その他

「我が国の大学等において学ぶ学生等に対する適切な修学の環境を整備し、もって次代の社会を担う豊かな人間性を備えた創造的な人材の育成に資するとともに、国際相互理解の推進に寄与すること」を目的として設置された独立行政法人。略称はJASSO(ジャッソ)。国内での進学用と海外留学用に、返済不要な給付型奨学金と返済が必要な貸与型奨学金を提供している。

は行

複線入試

カテゴリー名:入試知識

一つの大学が、日程や受験科目などを重複しないように設定することで複数の選抜基準を設けること。主に私立大学の一般入試で採用されている。一般的に、すべての学部が同一日程で実施する方式を「全学部日程」、学部ごとに試験日が異なる方式を「個別日程」と呼ぶ。この制度を活用することで、志望学部を受験するチャンスを複数回確保することができる。

分離分割方式

カテゴリー名:入試知識

受験生の選択の機会の拡大や多様な選抜方法の導入をさらに促進する目的から、各大学が学部の入学定員を前期と後期に分け、前期日程の試験・合格発表・入学手続きを実施した後で、あらためて後期日程の試験・合格発表・入学手続きを実施すること。過去には「一期校・二期校制」があったが、大学間の格差感を解消するため、現在では「連続方式」と「分離分割方式」が併用されている。

ま行

マークシート方式

カテゴリー名:入試知識

問題に対する答えを論述する「記述式」に対して、予め定められた解答用紙の決められた欄を塗りつぶすことによって回答するテスト形式。記述式とは異なり、分からなくてもとりあえず回答欄を埋めることができるが、回答欄のずれなどに起因するマークミスがあると、大問すべて、場合によっては当該部分以降すべてが誤答になってしまう場合もあるため注意が必要。大惨事を避けるために、最後にまとめて塗るのではなく、時計を見ながら計画的に塗っていくことをおすすめする。

や行

予約型奨学金

カテゴリー名:その他

高校在学時に奨学金を受給するための審査を受けることで権利が与えられ、大学や専門学校に合格した後に支給が開始される奨学金のこと。万が一不採用になった場合でも、入学までに他の選択肢を探せるというメリットがある。予約型奨学金には、日本学生支援機構(JASSO)の予約採用と、大学・専門学校が独自に設定しているものの2種類がある。

四工大

カテゴリー名:大学群

東京都にある理工系大学四校の総称。内訳は、芝浦工業大学、東京電機大学、東京都立大学(旧:武蔵工業大学)、工学院大学。理系から人気の高い大学で、偏差値帯はGMARCHの理系学部と日東駒専の中間程度。中でも、250以上もの研究室を擁する芝浦工業大学は近年勢いがあり、学生の7割が大企業に就職するなどとても就職に強い。

ら行

連続方式

カテゴリー名:入試知識

一期校・二期校制の廃止に伴い、受験機会の複数化の要請が寄せられたことを受けて、1987年(昭和62年)度入学者選抜から、各大学・学部がA日程グループとB日程グループに分かれて試験を実施する「連続方式」が導入されることになった。これによって、受験生は複数の大学・学部を受験することができるようになり、この方式は「分離分割方式」とともに現在でも採用されている。

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